生きていくうえで、「言葉」だけがすべてではない
でも、「言葉」があれば人生がもっと豊かに
私が小学校の担任をしていた時、毎年クラスには様々な外国籍・帰国子女のお子さんがいました。
日本語が分からないから授業についていけないけど、みんなに注目してもらいたくて、授業中に黒板を消したり、友達を叩いたりするAくん。
日本語を話せないことで自分に自信がもてず、友達がいくら誘っても一緒に遊ぶことを拒み、休み時間一人で過ごすことを好むBちゃん。
日本語がわからないことが恥ずかしく、教科書を開いて「わかっているフリ」をして、なんとか授業をやり過ごそうとしていたCくん。
どの子も、どこか不安な気持ちをかかえているのが伝わってきました。
でも、休み時間や放課後に一対一で日本語を教えたり、その子にあった課題を準備したりするととびきりの笑顔で「できた!」と、とても嬉しそうでした。
コツコツ続けることで自信をもち、気付けば友達と楽しそうに勉強したり遊んだりするようになりました。


生きていくうえで、「言葉」だけがすべてではありません。
でも、「言葉」があれば、人生がもっと豊かになります。
どの子も自分の人生を愉しめるように、
ささやかながらお手伝いができたら…
そう願いながら、日々の授業を行っています。
子どもたちの光り輝く未来のために、我々と共にアクションを起こしてみませんか。
たくさんのご支援、お待ちしています。
きめ細やかで小回りのきくかたちで
子どもたちへの日本語教育をスタートさせました

お子さまに合わせたオーダーメイドのプライペートレッスン
光JSには指定の教科書はありません。事前のヒアリングをもとに、お子さん一人ひとりの興味や学習目的に合わせたにあった教科書を選び、学習プランを立てていきます。

保護者の方へのきめ細やかなサポート
レッスン後にその日の学習内容やお子さんの様子を保護者の方にフィードバックします。3ヶ月に1回はレッスン外にオンライン面談の時間(任意)を設け、学習の進捗状況や今後のレッスンプランについてお話ししています。

オンラインイベントで、日本語レッスン/光JSの仲間と交流する機会も!
普段のプライベートレッスン以外に、当社主催でオンラインイベントを年4回実施しています。七夕や運動会など、年中行事に関するアクティビティで季節を感じながら、日本語を通して、世界中にいる光JSの仲間と繋がることができます。
活動に賛同してくれる素晴らしい仲間が集いました
そして、増えつつあります

りほ先生 (日本語教師)

えみ先生 (日本語教師)
「子ども」と言っても年齢やこれまでの学習スタイル、認知発達や言語発達などを考慮すると多岐にわたります...

さちこ (代表・日本語教師)

ちえ (スタッフ)
アメリカで子育てし、子どもが複数言語で育つ苦労、豊かさを体験しました。言語は、ドラえもんのどこでもドアのようなもの...

ルシアナ (スタッフ)
日本語をブラジルの現地で12年教え、様々な目的や夢を持った生徒を見る中で日本語の可能性にいつも心躍らせています...

ちから (スタッフ)
日本とベトナム、ネパールを経て、マレーシアで現在進行形で子育てしています。 外国での子育ての楽しさと同時に難しさも感じています...

日本語を学びたいけれど、さまざまな困難によって
学べる環境に恵まれない子ども達もいます
「日本に住んで、日本の学校に通っているのに、日本語学習って必要なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、今日、様々な事情で「日本語で学習することが困難」な子どもたちが多くいます。
日本では2010年以降、父/母ともに外国人の子どもの数は急増し、過去最高となっています。
日本で生まれ育っても、家庭では日本語以外の言語で生活している場合も多いため、日常会話には問題がなくとも、
学習に関わる日本語がわからない(教科学習言語能力の不足)という子どもも多くいます。
(文部科学省「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA」2014年)
経済的理由から、教科学習に必要な日本語を習得するための費用が払えない家庭もあります。
日本に住む外国籍家庭の約半数は、世帯月収が20万円以下という調査結果が出ています。
参考:https://www.moj.go.jp/isa/content/00134184.pdf
日本語学習が必要な子どもがどのようなサポートを受けられるかは、
個々の学校の判断に委ねられているというのが現状で、まだ十分に実施されているとはいえない状況です。
現在、全国で約5万人の児童生徒が日本語学習を必要としているといわれています。
日本の将来を担う子ども達の輝く未来を応援したい
子どもの家族とサポーターで支える「みらいっこ制度」
みらいっこ制度は、サポーター様から頂いた寄付金をもとに、外国にルーツのある子ども達に質の高い日本語学習の機会を届ける、光JSみらい独自の奨学金制度です。
正規の授業料では学習の継続が困難な家庭のみ、半額をサポーターにご支援いただき、半額は家庭で支払うという制度です。
光JSのオンラインレッスンは1ヶ月12,000円です。
レッスンを受ける子どもの家族は6,000円を負担し、みらいサポーターが6,000円を支援します。
光JSみらいでは、外国ルーツの家庭を支援するとともに、家庭にも子どもの学習に責任と覚悟をもってほしいと考えています。
サポーターのお力を借りながら、「どの国に生まれ、育っても、子ども1人ひとりのもつ‟宝の花”を十分に咲かせることができる社会」の実現を目指しています。

あなたも「みらいサポーター」になりませんか?
あなたの支援が、外国ルーツの子どもの「みらい」を広げます!

未来サポーターとして一人の子どもを継続的に応援できます。
月々のレッスン料12,000円の半分をご支援いただくことで、学習の継続が難しいご家庭をサポートします。

子どもたちの日本語授業を継続的に応援できます。
子どもたちの授業料の一部を負担していただくことで、学習の継続が難しいご家庭をサポートします。

外国ルーツの子ども・保護者の日本語授業をサポートできます。
お問い合わせ
ご不明な点やご質問など、メールまたは下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。
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みらいっこ生徒を受け持ち始めてから、1年が経ちました。はじめは、正直なにをいっても「わからん」「わからん」と言われ続け...
みらいっこ生徒を受け持ち始めてから、1年が経ちました(※)。はじめは、正直なにをいっても「わからん」「わからん」と言われ続け、本当に簡単な会話しかできませんでした。
やる気がないわけではないけれど、日本語の勉強というものにとても苦痛を感じているのではないかと感じました。
彼が明らかに変化したのは、授業の1つとして行った 「手紙を書こう」というプログラムでした。
手紙の書き方を学び、実際に手紙を書いてみる。そして文通をやってみました。
私と何度かやり取りをしました。実際届いた手紙を家族など第三者に見せて、喜んでもらう。みんなが褒めていることを毎度毎度伝えました。
1番は、やはり学校の先生に送り 先生から褒めてもらったことでしょう。
よほど嬉しかったのか彼の意識が明らかに変わりました。
そこから、私の意識も変わりました。今までは学校の授業についていかせないといけないという考えでしたが、それよりもまず生活で日本語を使えるようになる成功体験を積んで、日本語学習に対する向上心をもってもらうことを目標にしました。
それからというもの、レッスンの45分は彼にとっても短く感じることが多くなったようで、以前のように終了時刻になったらすぐに「バイバイ」ではなく、「えっもうおわり!はやかった」ということが増えていきました。
今小学5年生 長い目でみると、不安なことが多いです。彼のかなえたい夢があるからこそ、余計に… 彼の将来を考えると教師としてもどかしいところがあります。
でも、私は今のやり方を変えずに進めていきます。これから先のことを見すぎてしまって、今の彼と真剣に向き合えず、彼が日本語を嫌いになってしまうとそれこそ大問題ですから…。
生活をするために必要な日本語。小学生の彼にとってはとても大変なことだと思います。
外国に住むということは、自国では苦労しなくてもいい部分でも問題が起こります。
しかし、その環境が彼にとってマイナスの状況ではなく、人生においてもめったにない経験です。これをプラスの状況として捉えてもらえるために、今自分にできることは何かを考えていけたらと思っています。
少しずつの成長でもいい。時間をかけてゆっくりでもいい。
今の彼と向き合って、彼のペースで「日本語って楽しい。もっと日本語ができるようになりたい。」と自ら思ってもらえる時間を授業で作り上げていきたいと思っています。
それにはやはり環境が必要だと思います。その環境作りは、多文化共生を掲げている日本社会が担う重要な役目だと私は思います。光JSみらいがその環境づくりに大きく貢献できるよう、私も光JSみらいの一員として頑張ります。
※光JSみらいを設立前は、㈱光JSにてみらいっこ制度を行っていました。